普段着でキャッチボール

以前別のところのブログ記事に、自分のドイツ語との闘いを野球に見立てたものを書きました。

それは次のようなもの。

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☆見逃し三振
 相手の言っている事がさっぱり分からず、一切何の反応もできないさま。

☆空振り三振
 何か話そうとはするが、口がパクパク動くだけで何も言えないさま。

☆振り逃げ
 事前に調べて自分の言いたいことだけは言えるが、相手の言ったことが分からずごまかして逃走するさま。

☆ぼてぼてのピッチャーゴロ
「えーと・・」「うーんと・・」と途中で悩みながら必要以上に時間をかけて1つの文章を話せるさま。
  しかもその文章は前置詞・動詞の変化など、どこかしら間違えている。

☆自打球
 自分が言った言葉が正しくなかった、あるいは全く理解してもらえず落ちこむさま。

☆盗塁
 相手の意表をつき、的確なドイツ語を話して驚かせるさま。 内心ガッツポーズ。

☆ライン上きわどい所でファウル
 正しいドイツ語をしゃべると見せかけて、一番最後の重要な単語を忘れ、相手をこけさせるさま。


本来なら会話は楽しめるものですが、私にとってのドイツ語会話はまだまだユニホームを着、ヘルメットをかぶってバットを持って・・・準備万端にしてからでないと挑めない試合のようなものなのです。

思い返せばドイツに来た当初はずっと「見逃し三振」でした。

徐々に段階を踏んで今はやっと「ピッチャーゴロ」や「ぎりぎりでファウル」が多くなってきたように思います。

本当の野球と大きく違うのは“勝つこと”を目的としていないこと。

あくまでも目標は“普段着でキャッチボール”なのです。

いつの日か電子辞書を手放し、ガチガチの頭も体も緩めて楽しく会話のキャッチボールができるようになるといいなぁ・・・。

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とここまでなのですが、改めて見てこれが3年前だったことに愕然としました。

実のところ、今もあんまり変わってないのです💦

変わったことといえば、ユニフォームに着替えずに普段着にサポーターくらいの出で立ちになったことと、電子辞書を持ち歩かないくらいでしょうか。

つい先日も初対面の早口のドイツ人と会話し、終わる頃には千本ノックを受けてゼーハー言ってる気がしました。 もうへとへと・・

それでこの記事を思い出したのです。

サポーターを外し、笑ってキャッチボールが続けられる日はまだ遠そうです。

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“よろしく”が言いたくて

ボランティア先では毎回スタッフの誰かと行動を共にします。

「今日は○○さんと一緒にね。」

そう言われてその人と目を合わせ、言いたいことは「よろしくお願いします。」

しかし残念なことに、それに相当するドイツ語はありません。

無理やり言葉をつないで言っても、何が言いたいのかさっぱり分かってもらえないでしょう。

なので仕方なくぺこりと頭を下げます。

向こうはお辞儀をする習慣がないので、ただにっこりしてくれるだけ。

あぁ、なんて歯がゆいんでしょう。

初めての時は名前と共に「お会いできて嬉しいです。」的な事は言うとして、その次からお世話になるのに何も言えてない気がするのです。

「よろしくお願いします」が、こんなに便利な言葉だとは思いませんでした。



更にスタッフはお互い“Du”という親称で、下の名前で呼び合います。

私もそれに倣いたいのだけど、なぜか私のもらった名札には“Frau ○○”と名字だけしか書いてないのです。

入居者さんに言うにも、スタッフの方に言うにも見せてでないと理解しにくい日本の名前。

仕方なくいつも苗字を名乗っているのですが、“心を開いてない感じがするのでは・・・”と心配になったりして。

かと言って、わざわざ作ってくれた名札を作り変えろとも言えず、悶々とした日々を送っています。


悶々と言えば・・・

ボランティアでの事は書きたくてうずうずしているのですが、どこまでなら書いても良いのか分からず、なかなか書けずにいます。

なのでほんのちょっとだけ。

ドイツならではの行事が施設内でも行われ、私も参加させてもらっています。

先月は例のビール祭り、今月末からはクリスマスのクッキー作りです。







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表情筋を使うドイツ語

昨日ちょっとした女性の集まりに出かけました。

一時帰国の時からかれこれ5か月間、挨拶くらいしかドイツ語をしゃべってなかった私。

ほんの2時間だったのに、口周りの筋肉がすごくなまっているなと感じました。

もともと悪い発音がもっと悪く、なんだか口が動かないのです。

日本語は表情筋を20パーセントしか使わずにしゃべれる言語らしいですね。

その証拠に、いくら日本語でしゃべり倒しても口の筋肉が疲れたとは思いません。(声は枯れる)

それに対し、外国語の中でもドイツ語は特に80%もの表情筋を使うのだとか。

よりによって一番遠い所にいる言語に挑戦してるのね・・・・

いつまでも暇こいてプーではいられないので、家でちょっとリハビリがてら本の音読でもしようかと思います。

お気に入りの絵本。 Der Räuber Hotzenplotz(大泥棒 ホッツェンプロッツ)
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子供向けですが、大人でも十分楽しめる内容です。
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これを読むと“おばあちゃん特製のプラムケーキ”が食べたくなるんですよね。(^^;)

“ぐりとぐらのカステラ”のように、絵本の中の食べ物ってどうしてこんなに人を惹き付けるんでしょう。

口のリハビリはそこそこに、プラムケーキを買いに走らないようにしなくては。




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ますますワールドワイドなクラス

今日でやっとドイツ語クラスの2週目が終わりました。  あ~しんど・・

また新しいメンバーが加わり、1人はアフガニスタンから、もう1人はモザンビーク出身です。

モザンビークて、どこよそれ?と見てみると、アフリカのこんな所でした。
africa.gif※画像はお借りしました

なんと、かの織田信長の家来だった弥助という黒人がモザンビーク出身なのだそうです。

日本もいろんな国と関係がありますね。



そして、先週1度「緑のおばさん」で現れた先生は、いろいろやらかしてくれます。

まず初日に教科書を持ってなかった生徒に教科書の注文番号を教えた時、間違えて先生用の本の番号を渡してしまい、聞いた人は通常より5ユーロほど高い本を買わされる羽目に。

そして別の日は、先生自身が違う教科書を持って来て、「あらー間違って持ってきちゃった。 誰か休憩時間まで私に教科書を貸してくれない?」

今すぐ取りに行けー!と誰も言えるはずもなく、黙って教科書を貸す生徒。

もう、先生からしてグダグダやん・・・・。┐(´д`)┌ヤレヤレ




シリア人の男性はRebellという単語の日本語をタトゥーで入れたいと、私に聞いてきました。

それは“反逆者”になるんですが、「もしあんたがそのタトゥーを入れたら、意味が分かる日本人はあんたの半径3m以内に近寄らへんで。何か別の単語を考えたほうがいいと思うよ。」と言うと、次の日に2つ考えてきました。

それを日本語にすると“聖人”と“罪人”。

なんとまぁ、極端な・・・(^^;

聖人はいいとして、罪人なんて入れたら自ら“前科者”と言ってるようなもんだと思うのですが、どうしてそういうのを選んでくるのか聞いても今一つ理解できません。

もうこれ以上は本人に任せて、そっとしておこうと思います。

もし、ドイツでこの単語のどれかのタトゥーを入れている男性を見たら、生温かい目で見守ってやってください。









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国を象徴する物いろいろ

新しいドイツ語クラスの1週目が終わりました。

たった3日行っただけなのに、もうヘロヘロ。

参加者が少なく当てられる回数が多い上に、問題を考える時間を取ってくれなくて、いきなりその場で当てて答えさせられるのです。

それでも皆ちゃんとできるので、遅れを取らないようにするだけで必死 (;^_^A

久しぶりに体に力が入り、肩が凝り凝りになっています。

今思えば、前のクラスは緩かったなぁ…。



さて前回書いた“国を象徴する物”ですが、アメリカ人は旅行ガイドを、中国人は書道の筆とお守りを持ってきていました。
+
先生はわが町のカーニバル衣装の帽子とサッカーチームのユニフォーム。 さすがドイツ人

私は桜&寿司の写真と鶴を折って持って行きました。 
IMG_1516.jpg

寿司の写真を見た先生に「これは何?」とウニの軍艦巻きを指差して聞かれたのですが、ウニって何て説明すればいいんでしょう??

魚でもないし、貝でもないし。

これもシーフードなんだけど、ちょっと説明しにくいんだと言って逃げました。( ´Д`)=3 フゥ


そしてシリア人の一人が持ってきたのがこれ。
41iQ-KGhA6L.jpg※画像はお借りしました

懐中電灯ではなく、料理に使うものなんです。

正解はファラフェルというひよこ豆のコロッケを作るときに使う物。

ドイツでもケバブ屋のメニューにあるんですが、シリアはトルコと隣同士なので、食べ物も近いようです。 

そして、別のシリア人は「私は急いで国を出てきたから何も持ってない。でも携帯の写真なら見せられる。」と言って綺麗な草原で写っている写真を見せてくれました。

胸が痛みました。

彼女はいずれはシリアに帰りたかったのですが、ご主人が仕事を見つけられたのでドイツに腰を据える事にしたそう。

想像もできないような大変な体験をしてきたはずなのに、シリア人3人が3人とも明るいのです。

その姿を見ていると、自分はなんて平和に生きてきたんだろうと思います。 日常に感謝しなくては。



先生は水曜日は全身を緑色でコーディネートした“のおばさん”で現れました。

中年以降のドイツ人女性は、よくそうやって全身を一色で揃えるのです。

その日、緑のおばさんは空いた机の上に座り、足をぶらぶらさせながら授業をしていました。

先生自らが休憩時間を守らないのもお約束です。(優雅にカフェテリアでコーヒーを飲んでからゆっくり戻ってくる)

自分自身はできないけれど、こういう自由な気質は案外嫌いではありません。

「こんないい季節に学校に行くなんて・・・。」と言う人もいますが、たまにはこんな春も良いものです。




















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プロフィール

かみーれ

Author:かみーれ
ドイツ人が日本人と似てるって?!誰が言ったのそんなこと。
住まなきゃ分からないドイツ人のいい加減さにしょっちゅうキレる毎日ですが、住めば都で早や7年。
どんな事も笑いに変えて、“笑ってもらえりゃ丸儲け”で日本人の夫と二人たくましく生きています。

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