本当は怖い“子ぎつねこんこん”

ずっと昔、「本当は怖いグリム童話」という本が流行った。

読んでないが、その内容はメルヘンとは程遠い物だったらしい。

本当は怖いシリーズは、メルヘンに限ったことではない。

こっちに来てから知ったのだが、日本でも歌われている童謡で、ドイツ発祥のものがたくさんある。

例えば“子ぎつねこんこん”。

日本語では 子ぎつねこんこん 山の中 草の実潰してお化粧したり モミジのかんざし つげのくし ♪

なんとも可愛らしい、ほほえましい歌だ。

ところがドイツ語。

Fuchs, du hast die Gans gestohlen,
Gib sie wieder her, gib sie wieder her!
Sonst wird dich der Jäger holen mit dem Schießgewehr.
Sonst wird dich der Jäger holen mit dem Schießgewehr.

Seine große, lange Flinte
Schießt auf dich den Schrot, schießt auf dich den Schrot,
Dass dich färbt die rote Tinte und dann bist du tot.
Dass dich färbt die rote Tinte und dann bist du tot.

Liebes Füchslein, lass dir raten,
Sei doch nur kein Dieb, sei doch nur kein Dieb;
Nimm, du brauchst nicht Gänsebraten mit der Maus vorlieb.
Nimm, du brauchst nicht Gänsebraten mit der Maus vorlieb.

(日本語は私の勝手な意訳)
おいこら キツネ野郎

お前 ガチョウを盗んだな

今すぐ返せ さもないと 猟師に鉄砲で撃たれるぞ


キツネは悪者で、猟師に追いかけまわされる運命にある。

2番に至っては、

彼の散弾銃がお前を撃ち抜くぞ

お前は真っ赤なインクで染まり、そして死ぬんだ

こ・・・これがホントに子供が歌う歌なのか!?( ゚Д゚)

こんなん歌ったら、怖すぎて泣くわ。

3番。

なぁ、キツネさんよ 一つ忠告がある

泥棒にはなるな

食べるならガチョウのローストじゃなくネズミにしておけ


急に年配の刑事さんが犯人を諭すような口調に様変わり。

これでまだガチョウを返さなかったら、夜なべをして手袋を編む母さんが登場するか、手袋を買いに行った話をして泣き落としにかかるに違いない。

もちろんキツネは可愛いだけの存在ではないのだが、こうも歌詞に違いがあるなんて・・・。

子供向けだからと言って手加減しない、これもドイツの国民性なのかもしれない。
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かみーれ

Author:かみーれ
ドイツ人が日本人と似てるって?!誰が言ったのそんなこと。
住まなきゃ分からないドイツ人のいい加減さにしょっちゅうキレる毎日ですが、住めば都で早や7年。
どんな事も笑いに変えて、“笑ってもらえりゃ丸儲け”で日本人の夫と二人たくましく生きています。

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