異国で老いるという事

異国で老いる。

これは思った以上に大変そうである。

ボランティア先で見る異国出身の方々。

といっても数は多くないし、イタリア・ハンガリーなどヨーロッパからであるが、それでも彼らは馴染めない様子だ。

例えばレクリエーション。

皆で歌を歌いましょう♪

ドイツ人なら誰でも知っている歌を歌う。 

異国出身の人は、ほぼ歌えない。 たまに自国の歌を歌ってみても、誰も聞いてくれない。


皆でゲームをしましょう♪

サイコロを振ってカードをめくり・・・「はい、鼻がつく慣用句を一つずつ答えましょう。」

分からないので答えられない。


季節の行事をしましょう♪ 

「土曜にはマイバウムを立てますから皆さん参加してくださいね~。」

マイバウム?何それ? 興味ない。


そして何にも参加しなくなる。


ドイツ語もどんどん怪しくなる。

出だしこそドイツ語でも、すぐに母国語に変わってしまう人。 ごちゃまぜで喋ってしまう人。

伝わらないストレスもあってか、不機嫌になり、大声で怒鳴り、時には攻撃的になる。


介護する人には、体が小さくて、いつもニコニコしている人が好かれる。

言葉が通じないと、それだけで足が遠のくのが現状だ。



もともと一人でいたい人もいる。

それならストレスが少ないかというと、そうでもないかもしれない。

食事が違う。 ドイツでは晩御飯はほぼ朝食と同じ、パンとハムとチーズとかの質素な物なのだ。

短期間なら耐えられるかもしれない。

でも終わりが見えない時間、それがずっと続くと辛い。


お金があって、立派な施設に入居できた人でさえそうなのだから、独居老人になったりするともっと厳しいだろう。

自分で自分の事ができるうちはいい。

誰かの手を借りなければならなくなった時、それが問題だ。


日本を離れる時、老後の事まで深く考えなかった。

ひな祭りや盆踊りなどの行事があり、「ふるさと」を歌い、おまんじゅうがおやつに出るのは日本だからなのだ。




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テーマ : ドイツ生活
ジャンル : 海外情報

プロフィール

かみーれ

Author:かみーれ
ドイツ人が日本人と似てるって?!誰が言ったのそんなこと。
住まなきゃ分からないドイツ人のいい加減さにしょっちゅうキレる毎日ですが、住めば都で早や7年。
どんな事も笑いに変えて、“笑ってもらえりゃ丸儲け”で日本人の夫と二人たくましく生きています。

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