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介護体験記10 医者とは

母は退院の2日前、朝方4時にトイレに行こうとして失神した。

幸いトイレには誰かに付き添ってもらって行く事になっていたので、後ろにいた看護師さんが体を支えてくれて事なきを得た。

その時の様子を母は全然覚えていないが、看護師さんによると気分が悪いと言い出し急に足が出なくなったと思ったら体が折れるように倒れたらしい。

ベッドに運んでもらってすぐに意識は回復したらしいが、こんなことは初めてだった。

失神したすぐあとに当直医が心電図をチェックしたが異常なしという事だった。



主治医が来たら話を聞こう。検査も入るだろう。いつもはめったに来ない先生だけど、さすがにこんな時くらいは診に来てくれるだろう。



しかし待てど暮らせど、一向に主治医が現れないし、検査も入らない。

いったい母に何が起こったのか、明後日には退院なのにどうすればいいのか・・・・・不安ばかりが募る。



待って待って、辛抱を切らして14時に詰所まで聞きに行くと、「確認してみます。」

そして返ってきたのは「主治医は今知りました。」という答えだった。



その後やっとCT検査が入ったが、新しい脳梗塞や出血など異常はないという事で、原因ははっきりせず。

迷走神経反射ではないかという事だったが、これは予防法もなくいつ起こっても不思議ではないという。

退院については規定の3か月ぎりぎりまでいたので、「一日も伸ばせない。このままここにいても何もできないのだから帰ってもらうしかない。」と頭ごなしに言われた。


この一連の出来事に、私は怒りが沸騰してしまった。

結果としては同じであったとしても、なぜもっと早く主治医が知ることができなかったのか。
(看護師側としては主治医が朝から詰所に来ていたので当然カルテを見て知っていると思っていたらしい)

家族の不安など一ミリも配慮しない医師の物言いはどうなのか。


もともとこの主治医に対しては不信感しかなかった。

母のもとへやって来るのはせいぜい週1回。

私がいれば私とだけ話し、母の顔すら見ない。

医師とはそんなものだろうか。


顔を見るだけで安心する。

ちょっと触れてもらうだけで有難いと思う。

話を聞いてもらうだけで“先生が話を聞いてくれた”と嬉しくなる。

そんな特別な存在、それが医師ではないだろうか。



退院してからも母は一度、やはり夜中のトイレで気分が悪くなった。

失神こそしなかったが、明らかに血圧が下がった様子だったのにベッドに戻して測ったら血圧は上が180台。

その数時間後には熱も出た。


それからは何ともなく経過しているが、心配は尽きない。





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テーマ : 介護
ジャンル : 福祉・ボランティア

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かみーれ

Author:かみーれ
在独10年。
毎日ほぼスーパーに行くだけの引きこもり生活。

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