記事一覧

真夜中に 大騒ぎする ジルベスター

今年もこの日がやってきた。大晦日(ドイツ語でジルベスター)は年に一度の憂鬱な日である。年越しの瞬間から始まる花火と爆竹の大騒ぎ。人が大勢集まれる広場ならまだしも、普通の住宅街でもやられるので迷惑な事この上ない。花火と言ってもロケット花火がほとんどで、なにも綺麗じゃない。数年前は7階のうちのベランダにまで花火が飛んできた。そんな風なので毎年火災が起こって消防車が走り回る。いったいいつから大晦日をこん...

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歳重ね 巡礼する故 腑に落ちる

一時帰国中にやりたかった事があった。それは遠かったり訳ありで行けない墓参りの、代わりの供養をしてもらうこと。神戸市の須磨寺というお寺でそういう事をやってくれるのは知っていた。母が元気な頃毎月のように行っていたからだ。一度だけ同行したが、その時はそんな事をする意味も気持ちもさっぱり分かっていなかった。今、自分も50を過ぎ人生を振り返ったり、亡くなった人の事を思い出したりするようになった。限られた時間の...

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引き篭る 我の代わりに 発つカエル

明後日はクリスマスイブ。クリスマス気分は一切ない我が家、気になるのは食料品の備蓄だ。今年はスーパーが23日が日曜で休み、24日は昼までの営業、25・26日は祝日で休みと、非常に主婦泣かせの暦になっており、大量のストックが必要になってくるのだ。たった2人でさえこうなのだから、家族が多いうちはさぞかし大変だろうと思う。買っても買っても足りない気がする、今週はそんな毎日だった。そんな中、私の代わりに旅に出てくれ...

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望みとは 全く逆の 展開に

ここ数日「PCに向かっては検索を繰り返してしまうシンドローム」に陥っている。何を検索しているかといえば、フランクフルトから関空までいかに安く快適に移動するかだ。母に異変がなければ次の帰省は5月頃にしようと思っている。何気なくルフトハンザのHPで検索すると・・・・ない!!直行便がない!!噂には聞いていたが、本当に直行便がなくなってしまったのだ。(2019年3月31日から)以前フランクフルトから日系の飛行機で直行...

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セルフレジ 妙に焦って 札を出し

今回初めて日本のスーパーでセルフレジを体験した。いや、正確には清算だけを機械でする“セミセルフレジ”だ。なんでも初めての物には戸惑うものだが、やはりこういう事には戸惑うし、後ろに並んでいる人がいると思うと焦ってしまう。人相手なら一円までも細かく出してなるだけ小銭を少なくするのを目標にしているが、その時ばかりは焦って一万円札を出してしまい、財布がずっしりと重くなった。"(-""-)"そういう人って多いんじゃな...

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稀にしか 起こらぬミスを 引き寄せる

一時帰国中の楽しみと言えば買い物。ファストファッションのお店でそこそこ買い物をしてホクホクして帰り、いざ広げてみて唖然。よりによって一番高かったセーターに盗難防止用のタグが付いたまま袋に入れられていた。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーンこれは・・・どうしたら・・・・。自分で外そうとして服が破れたら嫌だし、しばらく考えてとりあえず買った店に電話した。いきなり丁寧に謝られ「ご自宅にお伺いしたいがご都合はいかがですか?」...

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時差ボケは 眠れぬ+ 眼や腸に

前回日本に帰省した時、急に老眼が進んだと勘違いしたが、のちに普通に戻ったので単に眼に疲れが出ていたのだと知った。そんな見えない眼で日本入国用に書かされる申告書。あんなの他にも書かなきゃいけない国があるの?本当に要るんだろうか?他にも困るのがスーツケースの暗証番号。大きいスーツケースのはまだ見えるが、機内持ち込みサイズのが本当に見にくい(ーー;)それと胃腸。機内では動かないのに食べ、到着しても食べたい...

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子育てを 母を通して 疑似体験

母の状態にはムラがある。その時々で180度言う事が違い、都合の悪い事は聞こえないふり。急かせばわざとゆっくり行動し、トイレに誘導しようとすると拒否する。(子供か!)今飲んだ薬を忘れ、何度も同じことを言い同じことを聞く。かと思えばデイサービスにお迎えを断る電話を入れさせると、オクターブ高い声でしっかりと用件を伝えられる。これではケアマネージャーやデイサービスの人が母の状態を“しっかりしている”と評価する...

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名残惜し ロールパンさえ 宝物

あっという間の3週間だった。帰るたびに母は弱っている。私がそばにいて元気になっていたのは前回まで。今回は私がいる事で気が抜けたのか、熱を出した。足元がさらに怪しくなり、部屋の中で転倒したり布団を汚したり・・・。普段は兄家族に気を遣い一人で頑張っているが、実際はここまで体力がなくなっているのか・・・・。いろいろとショックで、体力的にもきつかった。できる限りの事はしたが、いつもそばにいてやれない事が口...

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プロフィール

かみーれ

Author:かみーれ
兵庫県出身の50代専業主婦です。
何の因果かドイツに流れ着いて早や10数年。
今や第二の祖国となったドイツでの日々を綴っています。

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