記事一覧

昼寝さえ 瀕死のハエに 邪魔される

50余年、生きて初めて40℃という気温を経験した。ヨーロッパを襲った熱波だ。数日にわたって39℃以上になったので、室温までも36℃になった。毛穴という毛穴が開き、数歩動けば汗が出る。気密性の高いドイツの家では熱がこもってしまうので、夜になっても寝苦しい事極まりなく、とても熟睡などできなかった。やっと少し涼しくなった昨日、ちょっくら昼寝でもとベッドに横になると気持ちよく入眠できそうなタイミングで足にピタッ。追...

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介護体験記10 医者とは

母は退院の2日前、朝方4時にトイレに行こうとして失神した。幸いトイレには誰かに付き添ってもらって行く事になっていたので、後ろにいた看護師さんが体を支えてくれて事なきを得た。その時の様子を母は全然覚えていないが、看護師さんによると気分が悪いと言い出し急に足が出なくなったと思ったら体が折れるように倒れたらしい。ベッドに運んでもらってすぐに意識は回復したらしいが、こんなことは初めてだった。失神したすぐあと...

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介護体験記9 散髪大作戦

入院したころ、母の髪はかなり伸びていた。それでなくても痩せたのに、髪までボッサボサで見るに耐えなかった。病院では月2回美容師さんが出張してきて1000円でカットしてくれるサービスがあった。今こそ切るチャンス!と思い、やかましく「髪切ったら?」と言い続けたが、「伸ばしてくくる(結ぶ)ねん!!」とかたくなに拒否。髪を結べるまでにはまだまだ時間がかかるし、何より身なりをかまわなくなった母が自分で髪など結ぶは...

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介護体験記8 訪問リハビリ

介護のお話に戻って。入院中に介護認定を変更でき、要介護2になった母は退院後訪問リハビリを受けられる事になった。(要介護1以上で可)これは本当にありがたかった。入院中と訪問リハでは担当の先生が違うのだが、入院中から訪問担当の先生に時々見て頂けたので、信頼関係が築きやすかった。訪問リハは週2回、1回40分。実際に生活する部屋やトイレでの動きを見てもらえ、家具や電化製品の配置など、どうすれば母にとってより使い...

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激安の 弁当さえも 恋しくて

ドイツに戻って3週間。どうにも現実感がない日々を過ぎしてきたが、ようやく自分の生活拠点はここだったのだと思うようになった。歩きたばこの煙たさ、道いっぱいに広がって歩き全く譲らない人々、何語か分からない言語が入り混じって聞こえる町・・・・。スーパーのレジの人と目を合わせて挨拶すること、人目を気にせず自由な人々、目に染みる空の青と木々の緑・・・。ゆったりと時間が流れる退屈な日々。考える事と言えば毎日の...

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雑巾臭 対応策は エアリズム

まだ雑巾で引っ張る気か!!とお叱りを受けそうだが・・・。じつは先日の雑巾臭の話には後日談があって、夫に頼まれて購入してきたユニクロのエアリズム。これがもう見事に匂わない。ワイシャツの下に一日着ていた状態のをかいでみても無臭。綿のシャツは半日家の中で着ていても雑巾なのに・・・だ。ユニクロの宣伝をするつもりはないが、これはすごい!!と久々に感動した。夫によると汗をかいてもベタっとしないし涼しく感じるん...

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プロフィール

かみーれ

Author:かみーれ
兵庫県出身の50代専業主婦です。
何の因果かドイツに流れ着いて早や10数年。
今や第二の祖国となったドイツでの日々を綴っています。

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